「酒中別人」

今日、ここで若い男女三人と一緒に飲んでいたときのこと。
メンバー構成は、自分を入れて男が2、女も2、でした。
自分以外の三人は職場が同じ、という状況。


お店に来るのは二回目だったのですが、雰囲気も良くてお気に入りです。
他の面子も一回以上来たことがあったので、使いやすい店ということもあり、
数週間前から予約で良い席をキープしていました(・∀・)


最初は楽しく飲んでいたのですが、もう一人の男が悪酔いして、仕事に
関する理想(…いや、半分以上は愚痴に聞こえたな)を熱く語り始めました。
少し前から彼が職場に対して不満を持っているというのは知っていたので、
内容に関しては特に驚くことはありませんでしたが、場は完全に白けてしまい、
他の女の子達二人も顔を引きつらせてしまいました。


吉川英治三国志で、益州攻略時に劉備玄徳が酔って龐統に絡んでしまい、
後で酔いから醒めた劉備龐統に平謝りするのですが、そこで龐統
酒中別人ですよ」
と言って何事も無かったかのように笑ってやり過ごす、というシーンがあります。


自分だけだったら「酒中別人」でかわしてあげるというのも構わないのですが、
件の彼は、女の子に対して少々きつく当たってしまい、
「それはその子に言うべきじゃなく、上司に言うべきことでしょ」
と何度もたしなめましたが、そうなるとその彼は何も言えなくなってしまいました。
そして彼は、
「弱い人には強いけど、強い人には弱い」
という、最悪な印象を女の子二人に持たれることになりました(´・ω・`)


上司に意見するって難しいんですけどね…
ただ、言うべきことが言えないのに、
「俺達は熱い」
「俺達は今の職場をどうにかしたい」
とか語っちゃあ駄目ですよねぇ…


人の振り見て我が振り直します☆